心の闇

ごめんね。

ここに書かせてね。

私にはこんな話を聞いてもらえる友達がいないんです。

辛くって辛くって今電車なのに泣いてます。

もう嫌だ。

お正月から感じてたんだけどね。

前にも書いたけど、お父さんとお母さんの話。

3年前に離婚した。

別居生活は離婚する前の7年ちょっとしてた。

理由はただお母さんがお父さんといると精神的にしんどくなるから。

好きじゃないのに結婚したからだ。

それで小学生の頃からお母さんの愛人に会わされてた。

その愛人はお母さんが大学時代から好きだった同級生。

彼は自営業で電気工事士をしていた。

保育士をしていた母はめっちゃくちゃ勉強して電気工事士の資格を取り、その会社で働き始めた。

(私が小学生、中学生くらいのときかな？)

ほんで、小4~小6くらいまでの間父は単身赴任していた。

その期間、自宅に愛人が泊まりに来ていた。

私はあまり受け入れられなかった。

そしてその事がバレたのかわからないけど

一度深夜に自宅で父、父方の母、母、母方の父の4人でその事について話したらしい。

母親はめたんこにやられたらしい。

そして小学生のいつかのクリスマス前後

母親は入院した。

うつ病らしい。

何でそうなったのかも子どもの頃は知るよしもなく

お母さん早く帰ってきてね！って言ってた。

お母さんがいないクリスマス、プレゼントを貰ったけど少し寂しかったの覚えてる。

そして私が中3の冬。

親が別居し始めた。

それまでもその愛人と私たち3人姉弟は

ご飯へ行ったりキャンプへ行ったりしていたんだけど。

とうとう母が自宅から自転車で15分くらいの距離で

その愛人と同居するっていうんだ。

私はとっても驚いた。

お弁当がいるから弟と私は母親に付いていったけど

愛人がいるなんて聞いてなかった。

そこからもう心が引きこもる引きこもる。

なんでこのおじさんと同じ食卓囲んでごはん食べなあかんねん。

なんでこのおじさんこんなデカイ態度でテレビ見るねん。

しかも音デカイ。

なんでこのおっさんが入った後に同じ風呂に入らなあかんねん。

もう、いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっぱい思ってた。

でも母は幸せそうだったから何も言えなかった。

私が大学生になってからある日、愛人の帰りが終電だった。

母は怒った。

知らん女とおったんちゃうかって。

ほんなら愛人は逆ギレした。

私は寝ようとしたとこだったのに

ふたりが言い合いしててイライラしてその愛人に怒った。

お前が全部悪い！って。

お母さんに辛い思いさせるなら出ていけ！

みたいなことを言いながら泣いた。

本当にあのクソジジイ。

そして私が大学5年生の春(2016年の3月)

親は離婚した。

そして母も愛人との生活に終止符をうった。

会社も辞め、半年は旅とバイトと就活。

引っ越しもした。

たまに愛人が遊びに来ている様子だったけど、1年かけて吹っ切った。

仕事はまた電気工事士。

そこで沢山の人に優しく接してもらえて母は感激してた。

今まで愛人と仕事してるときは暴言しか吐かれなかったらしい。

これしといて

こんなんもできひんの？

あそこに置いといて

まるで手下、下部、奴隷。

だから新しい職場では誰もそんな風に自分を扱わないから

お母さん、こんな優しい人たち初めてやわ。

全然違う。

離れてよかった。

って言ってて、私も嬉しかった。

なのに。

世間体を気にする父親が決めた

『お正月は離婚してない設定で両親に挨拶しにいく』というきめごと。

いつも親戚が集まっても上部の話が繰り広げられる。

いや、知りませんやん。みたいな。

今年もそう。

母親がピリピリしてるのが伝わる。

そして1日に弟抜きの4人でご飯食べたときがほんまにピークやった。

母のイライラが。

居心地悪い空気がばんばん流れる。

妹(弟)も同じことを言っていた。

あーーーしんど。

無理してお父さんのために来んでもいいのに。

ご飯くらいゆりも作れるのに。

なにしに来たんやろ。笑

とか思ってた。

イライラして帰っただけやん。

ほんで昨日な、お父さんが

「お母さん最近みやんけどどないしてるんや

お正月から会ってないで？」

って言ってきたから

そんなしょっちゅう来ません。

来る意味ないやん。

って言ったら

来るメリットがないってか…

ゆうて少し寂しそうな顔してた。

お父さんにちゃんとわかってもらいたかったから言っちゃった。

でもほんまやもん。

ほんでそんなことゆうてたのにさっきバイト終わって携帯開けたらお母さんからLINEきてて

今度お父さんも猿田彦神社行くって。

って来てて

は！？ってなった。

無理して一緒におらんでええやん。

正直空気、しんどいで。

お母さんもピリピリしてるし。

みんなで居るときのお母さん嫌い。

子どもたちみんな感じてるし、思ってる。

って言ったら

わかってるねん。

お父さんは寂しがりやからな。

子どもたちがわかってくれてるだけでお母さんはいい。

お母さんの周りの人や子どもが幸せやったらお母さんはそれでいいねん。

とか言い出してさ。

もう、私にはそこまでしてお父さんと一緒に居てあげる理由がわからへん。

お母さんには何のメリットもないのに。

もしかしたら食費が浮く、とかはあるかもしれへんけどさ。

お父さんも皆と一緒にどっか行きたいやろ。

なかなかそんな機会ないしな。

って。

まぁ一度きりの人生でさー

生まれてきて結婚して子どもができて大人になって

もうお父さんも60やからさ

これからの人生何を残してあげるかっていうのも大事やけどさぁ。

私はもういらない。

そんな家族の思い出。

5人集まる度にお母さんがイライラしてさ、ピリピリしてさ、

空気めちゃめちゃ悪くなっててさ

それを何とか持ち上げようとお父さん頑張ってさ

それで更にお母さんイライラしてさ

それでシュンってなるお父さんを見るのなんてもう嫌なんだよ。

もう十分見てきたんだよ、それ。

もう十分そんな思い出作ってきたからさ。

今更何かがあるわけでもないのに

もう5人で集まるなんて辞めようよ。

子どもたちのためになってない。

確かにお父さんはお母さんを求めてる。

帰ってきたらご飯が作られてあって

お風呂がたまってて

洗濯物が畳まれてる。

寝るときには布団敷いてくれて

朝起きたらご飯作ってくれて

いってらっしゃいって送り出してもらう。

そんな昔のような生活求めてるよ。

だから私が家事サボってたから昨日言われたんだ。

お母さん最近こおへんなって。

もうしんどい。

ゆりはお父さんのご飯作るために生きてるんじゃないし

お父さんと二人三脚で生きていくためにいきてるんじゃない。

本当に悪いけど。

大好きっていえないんだけど

お世話にはなってるし

金銭面で支えてもらってるところはあるけど

でも本当に申し訳ない。

私はお父さんのために生きてないし

お父さんのために料理もできないし

お風呂も洗えないし、食器洗いもできない。

全部自分のためにしか今はできない。

なぜなら愛していないから。

愛せない。

なんでかわからないけど。

本当は私とお父さんは似てるのかもしれない。

我慢強くて寂しがり屋で

なんかわからんけど

自分の嫌なところを

自分が受け入れられてないところを

お父さんも持ってるから好きになれないんだろうな。

きっとそうだよ。

親子ってなんだい。

家族ってなんだい。

愛ってなんだい。

我慢なのか？

絶対そんなことはないって思いたい。

人間ってほんまにめんどくさい。

虫も動物もこんなのなのかな。

生きるって面倒なことも多いね。

だけどこれが生きるってことなんだね。

ちゃんと向き合うよ。

せっかく家族として生まれてきたんだから。

もう最後かもしれないんだから。

いい思い出になりますように。

ほんまに。

泣きながら願うわ。

ごめんね、こんな話聞いてもらって。

いつの間にかお家に着いてるし

号泣して鼻水垂れてるしほんまにイヤ。

イヤだけど頑張る。

なんでこの家族の元に生まれてきたのか頑張ってその理由探してみる。

お母さんが自分を犠牲にしてまでもお父さんと5人で出かけようって言ってきた意味を頑張って見つける。

そしたら少しは私の心は満たされるのかな。

過去の心の傷たちは癒えるのかな。

この辛い、苦しい涙は流れなくなるのかな。

弟たちの傷も、癒えますように。

彼らも頑張ってたから。

私より幼くして頑張ってたから。

ごめんね。お姉ちゃん何も出来なくて。

孤独を助けてあげられなくてごめんね。

私も同じく苦しんでたから、ごめんね。

でも子ども会議してたお陰で今でも仲良くできてて姉さんは嬉しいです。

あなたたちも自分の居場所見つけてね。

本当の愛、見つけてね。

そして見つけたら教えてね。

そしたら安心するから。

いつも一緒にいてくれてありがとう。

本当に大好きだよ。

姉弟でよかった。

あなたたちがいてくれて本当によかった。

ありがとう。

それでは。

もうすでに目腫れてるし

明日映画行きたいから寝る準備するね。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

どうか私の心の闇もたまに聞いてやってください。

そんなお友達、いないので。

それではお休みなさい。

大好きです。